ボトルシップ カティサーク

千葉県船橋市　森 滋美 様

　昔、船乗り達がボトルシップ作りを始めた頃は平凡な丸長びんくらいしか手に入らなかっただろうと思いますが、今は探せば色々なびんがあります。びんを立てた状態で作りたいという思いのせいで、適したびん探しはけっこ手間がかかります。酒店へ行って棚にある酒びんに物差しを当てている人を見たら相当訝しく奇異に映るとは思いはしますが……。外から粗方の寸法は確認できても、実際の内寸は封を切らないと分かりません。このびんの口内径は22.３mmで余裕、長さ方向はびん底内面の形に合わせて削った台で嵩上したことも手伝って5mm強の余裕を確保できました。
説明書に沿って作りましたが、後から思うとバックステーロープの糸は折り返さず全てバラバラにし、糸先を3本段差をつけてまとめてボンドで固めてしごき、先を尖らせて一度で穴に通し、夫々の舷側のエッチング穴には全て外側から通す。こうすれば糸がうまく通せず、ロープ?を手にしたフィギァヘッドのナニーのような険しい形相にならずに済んだかも。

素敵なボトルですね！確かに酒屋さんで物差しを持っている人がいたら、不思議に思う人が大半かもしれませんが、出来上った作品を見たらやはり大半の方がびっくりしてとても喜ばれることと思います！いかに素敵な瓶でボトルシップを製作するか…。ロマンがあって良いですね。製作のアイデアもありがとうございます。これからボトルシップを創る方のヒントになるかもしれませんね。社内でも設計士と確認してみます。