1/150鶴ヶ城
福島県会津若松市 渡部 裕二 様
「脳の活性化」や「手先のボケ防止」等を目指し、私の郷土のお城である「鶴ヶ城」に初めて挑戦しました。途中でやめようと思いながらも、妻の強烈な「嫌味にも似た励まし」でがんばり続けました。
約2ヶ月半、とうとう鯱を天守閣に飾り完成しました。 現在の鶴ヶ城には、天守閣に走り長屋と鉄門がありますので、自己流で作るとともに、周りの環境を創作ジオラマ風に手を加えました。貴社の武士や町人たちも活躍しています。
ウッディジョー様
大変おこがましいのですが、恥ずかしさより苦労して作り上げた作品なので見ていただき、 何処を注意していけば次の作品ではもっとよいものにできるんだろうと思って、思い切って写真を送付しました。若かったら、会津の銘酒を持参し静岡まで行って教えを請うところですが。
まず、模型の緻密さに驚きました。細部にわたり配慮がいたるところに見える城だと思いました。
◎また、組み立て説明文が大変わかりやすく初心者でも取り組みやすいと思いました。特に
「隙間が空いてもかまいません。石垣を張り付ければ隠れます。」という文は作る心に余 裕が持てる温かい文でした。メールでも励ましていただきありがたく思っています。
◎石垣は「当時の人が一個一個をどのように苦労して積み上げたのかを考えて積んでくださ い。」というコメントがありました。それならばと考え、お城(鶴ヶ城) に行って石垣を 写真に撮り、なるべく忠実にと考えて積み上げました。なるほど、隅石の算木積みはこれ なのかと。
◎難しいのは「屋根の接合部分」でした。うまくいくと屋根全体がきれいに湾曲するんだと わかりましたが、如何せん初心者でした。両屋根の長さが合わなかったり、のりをつけた 後でどうにもいかなかったりと四苦八苦でした。瞬間接着剤で手の指紋がとんでもないこ とになりました。
◎ この鶴ヶ城をつくって、いつも見ているお城がことさら身近なものになりました。石垣の 積み方、年代による積み方の違い、破風の様々など勉強になりました。貴社の模型に出会 えて大変良かったと思っています。
◎さて、次は何に取り組もうか思案中です。
渡部様、走り長屋と鉄門を加えた鶴ヶ城、大変すばらしい出来栄えで感動しております。キットのなかでは残念ながら天守部分の再現しかしておりませんが、見事な完成形を見ることができ、とても嬉しく
思います。人形を配置したことで、当時の人々に思いを馳せることもできますね。奥様も旦那様の力作の完成を喜ばれていることでしょう。次作にさざえ堂はいかがでしょう。
「ウッディジョー通信」の掲載でお名前に誤りがありました。心よりお詫び申し上げ訂正させていただきます。